
新幹線の自由席に座れなかったという経験はありませんか。
帰省や旅行で利用する人が多い新幹線。
自由席は指定席よりも安く、予約がいらないため人気です。
私も遠方に行く際は、よく新幹線の自由席を利用しています。
しかし、自由席は人気なために、混雑状況によっては座れないこともあるでしょう。
自由席に座れない時には、デッキや通路に立ったり、差額を支払うことで指定席に変更できます。
このページでは、
- 自由席に座れない場合の対処法
- のぞみよりひかりの方が座りやすい理由
などをまとめました。
新幹線をよく利用される方は必見です!
新幹線の自由席に座れない場合はどうしたらいい?

新幹線の自由席に座れない場合、以下の対処法があります。
- デッキや通路に立つ
- 差額代金を支払って指定席にする
- 次の新幹線を待つ
1:デッキや通路に立つ
新幹線の自由席に座れない場合には、デッキや通路に立って乗る方法があります。
実は自由席とは、座席だけが対象ではありません。
座席以外に、下記の場所が含まれているのです。
- 自由席車内にある通路
- 自由席車両や指定席車両のデッキ
GWや夏休みなどといった大型連休や年末年始になると、「新幹線自由席の乗車率が120%」などのニュースをよく見かけます。
乗車率が100%を超えた車内では、立っているしかありません。
私も満席の新幹線に乗車し、自由席に座れなかった経験があります。人に押しつぶされそうになりながら、通路に立っていました。
自由席に座れない時、立つ場所はまずデッキが優先。
デッキも空いていない場合は、自由席の通路に立って乗りましょう。
2:差額代金を支払って指定席にする
新幹線に乗ってからでも、差額代金を支払って「自由席→指定席」に変更できるケースがあります。
自由席が満席で座れない時、指定席車両に空席がないか確認してみましょう。
指定席の空いている席に座りたい場合は、車掌に申し出て許可がもらえれば変更が可能です。
差額代金を支払えば座れます。
ただし、あくまで指定席の「空席」を確保しただけ。
途中の停車駅で、指定席を購入している人が乗車してきた場合、席を明け渡す必要があります。
また、乗客同士におけるトラブル防止のため、車掌に断られるケースもあるそうです。
自由席から指定席に変更するための条件は、以下の通りです。
- 指定席に空席がある
- 車掌の許可が下りる
2つの条件が揃った場合のみ、差額代金を支払って自由席から指定席に変更できます。
3:次の新幹線を待つ
自由席が満席の場合、見送って次の新幹線を待つ方法もあります。
ホームに新幹線が到着した際はまず、窓から車内の混雑状況を見てみましょう。
座席が埋まってしまい、乗車しても座れないと分かる場合があります。
特に、自分の前に人が多く並んでいる時はご注意を。
先に並んでいる人達で空席が埋まってしまい、座れない可能性が高まります。
時間に余裕がある場合は、1本送らせて空いている新幹線に乗車するのがおすすめ。
次の新幹線にすれば、先頭で待てますので空いている席を確保しやすくなります。
また、始発は混雑しやすいため避けるのが無難です。
自由席に座りたい場合は、次の新幹線を待てるよう時間に余裕を持って行動すると良いでしょう。
新幹線の自由席は平日・土曜日曜祝日・長期連休いつが座りやすい?混雑状況は?

新幹線の自由席は平日・土曜日曜祝日・長期連休いつが座りやすいでしょうか。
以下、それぞれの場合の混雑状況をまとめました。
- 平日の場合
- 土日の場合
- 夏休みなどの長期連休
平日の場合
平日の場合は、ビジネス目的で新幹線を利用する人が多い傾向にあります。
通勤時間にかかる以下の時間は、混雑状況に注意が必要です。
- 7:00~9:00頃の出社時間帯
- 17:00~18:00頃の帰宅時間帯
平日に新幹線の自由席を利用する場合は、通勤時間を避けるのがベストです。
始発に近い時間を選ぶか、混雑している車両を見送ると良いでしょう。
私は以前の仕事が平日のお休みが多かったため、旅行は平日に行っていました。
通勤時間を避けるため10時過ぎの新幹線に乗車すれば、自由席に座れることが多かったのでおすすめですよ。
土日の場合
土日の場合は、レジャー目的の利用客が多いため、平日に比べ日中が混雑しがち。
特に下記の時間帯は、自由席の混雑状況に注意が必要です。
- 9:00~13:00
- 15:00~18:00
また、レジャー目的の客に人気があるのぞみは、一日中自由席が満席な場合もあります。
土日は、平日に比べ自由席に座れない可能性が高いです。
新幹線の乗車時間は延びますが、のぞみより自由席車両の多いひかりやこだまを選ぶと、座れる確率が上がるでしょう。
夏休みなどの長期連休
夏休みなどの長期連休は、平日・土日に比べてさらに自由席が混雑します。
厳しい混雑状況が予想されるのは、下記の長期連休です。
- 夏休み
- GW
- お盆期間
- 年末年始
毎年ニュースでは、大勢の人で埋め尽くされた新幹線のホームが映し出されます。
始発駅でも列の先頭付近に並ばないと、自由席に座るのは難しいでしょう。
長期連休は、新幹線の自由席にはほぼ座れないと考えられます。
確実に座りたい方は、指定席の購入がおすすめです。
新幹線の自由席はのぞみよりひかりの方が座りやすい?

実は、新幹線の自由席はのぞみよりひかりのほうが座れる確率があがります。
理由は以下の2つです。
- のぞみは最速新幹線のため、ひかりより人気が高い
- のぞみよりひかりの方が自由席車両が多い
のぞみは最速新幹線のため乗車する人が多く、ひかりの方が比較的自由席に空席が見られます。
東海道・山陽新幹線の車両は、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の3車両です。
のぞみは最も早く、東京から新大阪まで約2時間半で到着します。
ひかりは2番目に早い列車で、東京から新大阪までは約2時間50分かかります。
目的地に早く着くので、ひかりよりのぞみを選ぶ人が多いのでしょう。
私も遠方に行く際は、最速で行けるのぞみを選びます。
自由席の空席は、のぞみよりもひかりの方が取りやすいです。
また、のぞみよりひかりの方が自由席車両が多いのも、座りやすい理由の1つ。
のぞみは1~3号車、ひかりは1~5号車までが自由席の車両です。
のぞみとひかりは同じ16両編成。
より自由席が多いひかりの方が座りやすくなります。
列車の速さと自由席の車両数が違うため、のぞみよりひかりの方が自由席に座りやすいでしょう。
まとめ
新幹線の自由席は、土日や長期連休は座れない場合が多いことが分かりました。
平日でも時間帯によっては座れないため、混雑している時間を避けるのがおすすめです。
自由席に座れない時は、差額代金を払って指定席に変更する、次の新幹線を待つなどの方法があります。
また、新幹線の自由席はのぞみよりひかりの方が座りやすいので、ひかりを利用してみるのもいいでしょう。
新幹線の自由席は、指定席に比べ料金が安くなっています。
自由席に座ってゆっくり過ごしたい方は、ぜひ記事を参考にしてください。